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AIを使用しているソフトウェアにおけるAIの定義とは?

AIと言われているものの一つに自然言語処理(NLP)というのがある。
しかしこれも厳密にいえば意味までAIが理解しているわけではない。意味を理解するということ自体の定義はなんなのか。NLP自体は処理アルゴリズムだ。そこから得られるのは、対応する応答である。会話は応答がなくてもできる場合がある。「そうか」で終わって相手の言葉を意味として理解して保存することだ。
だから意味がおなじであれば相手の言ったことを違うことばで言えるはず。
今のAIは指示する>NLP>その指示に近い質問の応答を探す。というロジックである。
これは単に形を変えた高度な検索システムだ。NLP>検索しやすいように言葉を補正>検索といったことになる。
先日ある企業に問い合わせをしてみた。その答えが、質問のパターンをできるだけ多く納入する必要があるとのことだった。パターン認識の改良版のようなものだ。ようするに意味理解をして、回答をしているわけではない。と言い切った。
人間だと、どんな言葉であろうと(言語が違うのは別)意味理解をするので、かなり違い回答を出せる。
もし、自動問い合わせというものをAIでやるとしたら、電話、音声認識、テキスト化、キーワードで検索、その中から問い合わせの意味に一番近いものを人間が採択する。といったことになる。
ここで意味を理解しないでも多くの要素の中から最適なものを見つけ出すようなアルゴリズムがあるとしたら、これはAIと言えるのだろう。
将棋の一手に人間のアプローチとAI的アプローチがあるなら、この違いを言葉でいうとしたら、人間は思考、AIは演算ではないだろうか。

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